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機械的試験



はく離試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
はく離試験は、各種の試験のうち、機械的試験に分類される試験の一種で、下の参考図のように、溶接部を引きはがして、その破断状態を調べる試験のことです。
はく離試験は、ピール試験とも言われる試験で、スポット溶接や、プラグ溶接(母材の一方に穴をあけて板の表面まで一杯に溶接し、もう一方の母材まで行う溶接)、ろう接(ろう又ははんだを用いて、母材をできるだけ溶融しないでぬれ現象で接合する、ろう付及びはんだ付の総称)などに適用される試験のことです。

ガイド曲げ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
ガイド曲げ試験は、各種の試験のうち、機械的試験における曲げ試験(母材や溶接継手の板状試験片を所要の角度まで曲げて、材料の変形能、延性を調べる試験)の一種です。
ガイド曲げ試験は、曲げを行うために型や軸、ローラなどを用いて、徐々に荷重を加えることで試験片を規定の形に曲げる試験のことです。
ガイド曲げ試験には、型曲げ試験、ローラ曲げ試験と、下の参考図に示すような巻付け曲げ試験とがあります。

スポット溶接継手引張せん断試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
スポット溶接継手引張せん断試験は、各種の試験のうち、機械的試験におけるせん断引張試験の一種です。
スポット溶接継手引張せん断試験は、せん断引張試験のうち、JIS Z 3136 に規定される試験で、スポット溶接継手(重ね合わせた母材を、先端を適当に成形した電極の先端で挟み、比較的小さい部分に電流及び加圧力を集中して局部的に加熱し、同時に電極で加圧して行う抵抗溶接で溶接された継手)の接合面と平行の方向に荷重を加えて行うせん断引張試験のことです。

スポット溶接継手引張試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
スポット溶接継手引張試験は、各種の試験のうち、機械的試験における引張試験の一種です。
スポット溶接継手引張試験は、引張試験のうち、スポット溶接継手(重ね合わせた母材を、先端を適当に成形した電極の先端で挟み、比較的小さい部分に電流及び加圧力を集中して局部的に加熱し、同時に電極で加圧して行う抵抗溶接で溶接された継手)の接合面と直角の方向に荷重を加えて行う引張試験のことです。

スポット溶接継手疲れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
スポット溶接継手疲れ試験は、各種の試験のうち、機械的試験における疲れ試験の一種です。
スポット溶接継手疲れ試験は、疲れ試験のうち、JIS Z 3138 に規定される試験で、スポット溶接継手(重ね合わせた母材を、先端を適当に成形した電極の先端で挟み、比較的小さい部分に電流及び加圧力を集中して局部的に加熱し、同時に電極で加圧して行う抵抗溶接で溶接された継手)における疲れ試験のことです。

ピロー試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
ピロー試験は、各種の試験のうち、機械的試験に分類される試験の一種で、シーム溶接(抵抗溶接の一種で、ローラ電極を用いて加圧及び通電を行い、電極を回転しながら継手に沿って連続的に行う溶接)の溶接部からの漏れの有無を調べる試験のことです。

側曲げ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
側曲げ試験は、各種の試験のうち、機械的試験における曲げ試験の一種です。
側曲げ試験は、突合せ溶接継手(母材がほぼ同じ面内の溶接継手)を曲げる際に、突合せ溶接継手の側面が曲げにより引張り側になるように曲げて溶接部の性能を調べる試験のことです。
側曲げ試験は、”がわ曲げ試験”と読みます。

反復曲げ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
反復曲げ試験は、各種の試験のうち、機械的試験における曲げ試験(母材や溶接継手の板状試験片を所要の角度まで曲げて、材料の変形能、延性を調べる試験)の一種です。
反復曲げ試験は、試験片の一端を二つの曲げブロックの間に固定して、他端をつかみ金具を用いて曲げブロックに沿って左右に90度ずつ反復して曲げる試験のことです。

引張せん断試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
引張せん断試験は、各種の試験のうち、機械的試験に分類される試験の一種で、スカーフ継手(I形開先の母材を互いに斜めにそいで溶接面を広くする継手)の強度を調べる試験のことです。
スカーフ継手の引張せん断試験では、引張試験の方法が用いられます。

断面試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
断面試験は、各種の試験のうち、機械的試験に分類される試験の一種で、溶接部(溶接金属及び熱影響部を含んだ部分の総称)の断面から内部欠陥や金属組織、ナゲット(重ね抵抗溶接において、溶接部に生じる溶融凝固した部分)の形状などを調べる試験のことです。

破面試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
破面試験は、各種の試験のうち、機械的試験に分類される試験の一種で、溶接部(溶接金属及び熱影響部を含んだ部分の総称)の破断面から内部欠陥の有無を調べる試験のことです。
破面試験では、外力によって破断した溶接部の破面を観察します。

継手引張試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
継手引張試験は、各種の試験のうち、機械的試験における引張試験の一種です。
継手引張試験は、試験片の溶接部(溶接金属及び熱影響部を含んだ部分の総称)を中央に置いて、溶接線と直角方向に引張力を与える引張試験のことです。

縦曲げ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
縦曲げ試験は、各種の試験のうち、機械的試験における曲げ試験の一種です。
縦曲げ試験は、溶接部を曲げる際に、溶接線(ビード、溶接部を一つの線として表すときの仮定線)を曲げ試験の引張応力方向にして行う試験のことです。

自由曲げ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
自由曲げ試験は、各種の試験のうち、機械的試験における曲げ試験(母材や溶接継手の板状試験片を所要の角度まで曲げて、材料の変形能、延性を調べる試験)の一種です。
自由曲げ試験は、始めにある角度まで試験片を曲げた後に、試験片の両端から圧力をかけることによって自由に曲げる試験のことです。

表曲げ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
表曲げ試験は、各種の試験のうち、機械的試験における曲げ試験の一種です。
表曲げ試験は、突合せ溶接継手(母材がほぼ同じ面内の溶接継手)を曲げる際に、突合せ溶接継手の表側が曲げにより引張り側になるように曲げる試験のことです。

裏曲げ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
裏曲げ試験は、各種の試験のうち、機械的試験における曲げ試験の一種です。
裏曲げ試験は、突合せ溶接継手(母材がほぼ同じ面内の溶接継手)を曲げる際に、突合せ溶接継手の裏側が曲げにより引張り側になるように曲げて溶接部の性能を調べる試験のことです。