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ガイド曲げ試験




ガイド曲げ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
ガイド曲げ試験は、各種の試験のうち、機械的試験における曲げ試験(母材や溶接継手の板状試験片を所要の角度まで曲げて、材料の変形能、延性を調べる試験)の一種です。
ガイド曲げ試験は、曲げを行うために型や軸、ローラなどを用いて、徐々に荷重を加えることで試験片を規定の形に曲げる試験のことです。
ガイド曲げ試験には、型曲げ試験、ローラ曲げ試験と、下の参考図に示すような巻付け曲げ試験とがあります。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ガイド曲げ試験の定義は以下です。

分類: 試験 ≫ 機械的試験

番号:6206

用語:ガイド曲げ試験

定義:
型などを用い、徐々に荷重を加えて試験片を規定の形に曲げる試験で、雄型・雌型ジグを用いてその型に沿うように曲げる型曲げ試験、試験片の片面をローラで支えて反対側から押し曲げるローラ曲げ試験(JIS Z 3122 参照)及び巻付け曲げ試験(下図)がある。

対応英語(参考):
guided bend test;
bend test with a plunger and a die;
roller bend test;
winding bend test

ISO番号(参考):−

ガイド曲げ試験(巻付け曲げ試験)の参考図
ガイド曲げ試験(巻付け曲げ試験)の参考図