はく離試験(ピール試験)
はく離試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の機械的試験に定義される用語の一つです。
はく離試験は、各種の試験のうち、機械的試験に分類される試験の一種で、下の参考図のように、溶接部を引きはがして、その破断状態を調べる試験のことです。
はく離試験は、ピール試験とも言われる試験で、スポット溶接や、プラグ溶接(母材の一方に穴をあけて板の表面まで一杯に溶接し、もう一方の母材まで行う溶接)、ろう接(ろう又ははんだを用いて、母材をできるだけ溶融しないでぬれ現象で接合する、ろう付及びはんだ付の総称)などに適用される試験のことです。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、はく離試験(ピール試験)の定義は以下です。
分類: 試験 ≫ 機械的試験番号:6215
用語:はく離試験(ピール試験)
定義:
溶接部を引きはがし、その破断状態を調べる試験。スポット溶接、プラグ溶接、ろう接などに適用される。対応英語(参考):
peel testISO番号(参考):−
はく離試験(ピール試験)の参考図