電子ビーム溶接
アーキングとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
アーキングは、溶接用語においては特殊の溶接に分類される電子ビーム溶接(真空中で発生させた高速の電子ビームを当て、その衝撃発熱を利用して行う溶接)における用語の一つです。
アーキングは、電子ビーム溶接の際に、電子銃内で、カソードとアノードとの間にアークを発生することです。
スパイク現象とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
スパイク現象は、溶接用語においては特殊の溶接に分類される電子ビーム溶接(真空中で発生させた高速の電子ビームを当て、その衝撃発熱を利用して行う溶接)における溶接現象の一種です。
スパイク現象とは、電子ビーム溶接で溶接を行った際に、のこぎり歯状の溶込みが発生する現象のことです。
タンデム電子ビーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
タンデム電子ビーム溶接は、接合法においては、溶融接合(融接)法の高エネルギービーム溶接に分類することができる電子ビーム溶接の一種です。
タンデム電子ビーム溶接は、電子ビーム溶接のうち、二組の電子銃を前後(溶接進行方向の前後)に並べて行う電子ビーム溶接です。
ビームオッシレーションとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
(電子)ビームオッシレーションは、溶接用語においては特殊の溶接に分類される電子ビーム溶接(真空中で発生させた高速の電子ビームを当て、その衝撃発熱を利用して行う溶接)に関連する用語の一種です。
電子ビームオッシレーションとは、電子ビーム溶接において、電子ビームを偏向コイルを利用して振動を与える動作のことです。
ビームホールとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
ビームホールは、溶接用語においては特殊の溶接に分類される電子ビーム溶接(真空中で発生させた高速の電子ビームを当て、その衝撃発熱を利用して行う溶接)における溶接現象の一つです。
ビームホールは、電子ビームを照射して電子ビーム溶接を行った際に、溶接部(溶接金属及び熱影響部を含んだ部分の総称)に溶接中に発生する穴のことです。
ビーム出力とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
ビーム出力は、溶接用語においては特殊の溶接に分類される電子ビーム溶接(真空中で発生させた高速の電子ビームを当て、その衝撃発熱を利用して行う溶接)に関連する用語の一種です。
ビーム出力は、電子ビーム溶接における加速電圧(電子銃内の陰極と陽極との間に加えられる直流高電圧)とビーム電流(電子ビームが母材を貫通して、接地回路又は自由空間に流れる漏えい電流)との積で表される電力のことです。
ワインカップ形溶込みとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
ワインカップ形溶込みは、溶接用語においては特殊の溶接に分類される電子ビーム溶接(真空中で発生させた高速の電子ビームを当て、その衝撃発熱を利用して行う溶接)における溶接現象の一つです。
ワインカップ形溶込みは、電子ビーム溶接の際の溶込みの形態です。
電子ビーム溶接による溶込みは、深い溶込みが得られますが、その溶込み形状がワインカップの形をしているためにワインカップ形溶込みといわれます。
ワークディスタンスとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
ワークディスタンスは、溶接用語においては特殊の溶接に分類される電子ビーム溶接(真空中で発生させた高速の電子ビームを当て、その衝撃発熱を利用して行う溶接)に関連する用語の一種です。
ワークディスタンスは、電子ビーム溶接において、電子ビームを発射する電子銃の下から母材までの距離、或いは、溶接室の天井から母材までの距離のことです。
低気圧形電子ビーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
低気圧形電子ビーム溶接は、接合法においては、溶融接合(融接)法の高エネルギービーム溶接に分類することができる電子ビーム溶接(真空中でフィラメントを加熱して発生させた電子ビームを電磁コイルなどで高速加速させ、被溶接部に衝突させることにより運動エネルギーが熱エネルギーに変換されて生じる衝撃発熱を利用して溶接する溶接方法)の一種で、130〜988Pa{1〜76Torr}程度の圧力環境において行われる電子ビーム溶接のことです。
低真空形電子ビーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
低真空形電子ビーム溶接は、接合法においては、溶融接合(融接)法の高エネルギービーム溶接に分類することができる電子ビーム溶接の一種で、1.3Pa{10-2Torr}前後の低真空容器中で行われる電子ビーム溶接のことです。
加速電圧とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
加速電圧は、溶接用語においては特殊の溶接に分類される電子ビーム溶接(真空中で発生させた高速の電子ビームを当て、その衝撃発熱を利用して行う溶接)に関連する用語の一種です。
加速電圧は、電子ビーム溶接の際に利用される直流高電圧のことで、電子銃内の陰極−陽極間に加えられる高電圧です。
大気中電子ビーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
大気中電子ビーム溶接は、接合法においては、溶融接合(融接)法の高エネルギービーム溶接に分類することができる電子ビーム溶接(真空中でフィラメントを加熱して発生させた電子ビームを電磁コイルなどで高速加速させ、被溶接部に衝突させることにより運動エネルギーが熱エネルギーに変換されて生じる衝撃発熱を利用して溶接する溶接方法)の一種です。
大気中電子ビーム溶接は、真空形中ではなく、大気中で行う電子ビーム溶接のことです。
局所真空形電子ビーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
局所真空形電子ビーム溶接は、接合法においては、溶融接合(融接)法の高エネルギービーム溶接に分類することができる電子ビーム溶接の一種です。
局所真空形電子ビーム溶接は、溶接を行う区域だけを真空状態にして行う電子ビーム溶接です。
焦点距離とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
焦点距離は、溶接用語においては特殊の溶接に分類される電子ビーム溶接(真空中で発生させた高速の電子ビームを当て、その衝撃発熱を利用して行う溶接)に関連する用語の一種です。
焦点距離は、電子ビーム溶接における電磁コイルの磁極の中央から電子ビームの焦点までの距離のことです。
真空形電子ビーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
真空形電子ビーム溶接は、接合法においては、溶融接合(融接)法の高エネルギービーム溶接に分類することができる電子ビーム溶接(真空中でフィラメントを加熱して発生させた電子ビームを電磁コイルなどで高速加速させ、被溶接部に衝突させることにより運動エネルギーが熱エネルギーに変換されて生じる衝撃発熱を利用して溶接する溶接方法)の一種です。
真空形電子ビーム溶接は、真空容器中で行われる電子ビーム溶接の総称です。
貫通電子ビーム電流とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
貫通電子ビーム電流は、溶接用語においては特殊の溶接に分類される電子ビーム溶接(真空中で発生させた高速の電子ビームを当て、その衝撃発熱を利用して行う溶接)に関連する用語の一種です。
貫通電子ビーム電流は、単に貫通ビーム電流とも言われ、電子ビーム溶接における電子ビームの漏えい電流のことです。
高気圧形電子ビーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
高気圧形電子ビーム溶接は、接合法においては、溶融接合(融接)法の高エネルギービーム溶接に分類することができる電子ビーム溶接の一種です。
高気圧形電子ビーム溶接は、非真空形電子ビーム溶接であり、溶接の圧力環境は、大気圧より高い高気圧が保たれます。
高真空形電子ビーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の電子ビーム溶接に定義される用語の一つです。
高真空形電子ビーム溶接は、接合法においては、溶融接合(融接)法の高エネルギービーム溶接に分類することができる電子ビーム溶接(真空中でフィラメントを加熱して発生させた電子ビームを電磁コイルなどで高速加速させ、被溶接部に衝突させることにより運動エネルギーが熱エネルギーに変換されて生じる衝撃発熱を利用して溶接する溶接方法)の一種で、13mPa{10-4Torr}以下の高真空容器中で行われる電子ビーム溶接のことです。