溶接・切断機器
NC切断機とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
NC切断機は、切断機器の一種で、数値制御切断機、或いはCNC切断機とも言われる、数値制御(NC:Numerically Controlled 又は CNC:Computerized Numerically Controlled )された熱切断機のことです。
NC切断機では、切断機と切断する母材との相対運動を、速度や位置の数値情報で制御することにより、一連の切断加工をプログラム指令によって実行し、熱切断機を行います。
アシストガスとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
アシストガスは、レーザービーム切断(レーザ切断、レーザー切断ともいい、レーザービームの熱を利用して行う切断)において、補助ガスとして用いられるガスのことです。
アシストガスは、レーザービーム(レーザビーム)の熱で溶融した母材の溶液を除去するために用いられるガスで、高圧で噴射して用いられます。
ガス溶接トーチとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
ガス溶接トーチは、トーチ(ガス炎、ガスシールドアーク、プラズマアークなどを利用して金属その他の材料の加熱、溶接及び切断を行うときに用いる器具)のうち、ガス溶接(ガス炎の熱で行う溶接)で用いられるトーチのことです。
ガス溶接トーチは、溶接吹管(ようせつすいかん)などとも言われ、以下の参考図のような構造をもつ器具です。
ガス集合装置とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
ガス集合装置は、切断を行うためにガスを用いる切断機器に装備される装置・機器の一種であり、ガスを供給する装置のことです。
ガス集合装置は、複数の容器間を導管で連結して出口にガスを供給する装置のことです。
フレームプレーナとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
フレームプレーナは、切断機器のうち、自動的に切断を行うことができる切断機ので、自動切断を行うことができるガス切断機の一種です。
フレームプレーナは、レール上を自動走行して直線的な切断やベベル切断(板の端が斜めの角度をもつように切断すること)をすることができます。
ホトトレーサとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
ホトトレーサは、切断機器の一種で、アイトレーサとも言われ、形切断(熱切断において、材料を図形、型などに倣うか、NCによって曲線を含む形状に自動切断すること)を行うために用いられる装置の一つです。
乾式安全器とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
乾式安全器は、切断を行うためにガスを用いる切断機器に装備される装置・機器の一種であり、安全装置の役割を果たす器具の一つです。
乾式安全器は、逆火防止器とも言われ、主にトーチ(ガス炎、ガスシールドアーク、プラズマアークなどを利用して金属その他の材料の加熱、溶接及び切断を行うときに用いる器具)からの逆火を防ぐための器具のことです。
作動ガスとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
作動ガスは、プラズマアーク溶接、プラズマ切断において、トーチ(ガス炎、ガスシールドアーク、プラズマアークなどを利用して金属その他の材料の加熱、溶接及び切断を行うときに用いる器具)に供給されてプラズマアーク(機械的・電気的に収束されたプラズマ柱をもつアーク)となるガスのことです。
切断トーチとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
切断トーチは、トーチ(ガス炎、ガスシールドアーク、プラズマアークなどを利用して金属その他の材料の加熱、溶接及び切断を行うときに用いる器具)のうち、熱切断(熱を用い、材料を局部的に溶融又は燃焼して切断する方法の総称)に用いられるトーチのことです。
圧力調整器とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
圧力調整器は、ガス切断などを行うため切断機器に装備される装置・機器の一種であり、減圧装置のことです。
圧力調整器は、一般に減圧弁とも言われ、供給元の高圧ガスを必要とされる圧力まで減圧及び圧力調整をするために機能する器具のことです。
水封式安全器とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
水封式安全器は、切断を行うためにガスを用いる切断機器に装備される装置・機器の一種であり、安全装置の役割を果たす器具のことです。
水封式安全器は、トーチからの逆火防止・酸素の逆流防止などを、燃焼ガス導入部で水封式で機能させる器具のことです。
火口とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
火口は、以下の参考図のように、ガス溶接トーチ(ガス溶接器又は溶接吹管ともいい、ガス溶接に用いるトーチ)や、切断トーチ(熱切断に用いるトーチ)の先端部分のことです。
火口は、その用途によって、溶接火口、切断火口などがあり、炎を作る部分で溶接や切断効率を左右する重要な部分です。
火口は、”ひぐち”と読みます。
自動切断機とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断機器に定義される用語の一つです。
自動切断機は、切断機器のうち、自動的に切断を行うことができる切断機で、切断トーチ(熱切断に用いるトーチ)を先端に装着することによって自動切断が行える装置です。