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ガス切断




ガス切断とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、ガス溶接及び熱切断の溶接・切断方法に定義される用語の一つです。
ガス切断は、材料その他を切断する切断方法の一種で、金属と酸素の酸化反応による熱エネルギーを利用して行う切断の総称です。
ガス切断は、比較的低コストで切断が行えるために、炭素鋼の切断など、熱切断(熱を用い、材料を局部的に溶融又は燃焼して切断する方法の総称)の中では工業的に最も広く利用されている切断方法の一つです。

ガス切断では、切断を行う部分を溶融するために必要な熱エネルギーを切断部の鉄自身の酸化反応熱でまかないます。
また、ガス切断では、切断部を溶融するために燃焼ガスを用いて母材を予熱しますが、燃焼ガスにはアセチレンやプロパン、プロピレン、エチレン、ブタンなどの可燃性ガスが利用されます。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ガス切断の定義は以下です。

分類: ガス溶接及び熱切断 ≫ 溶接・切断方法

番号:7104

用語:ガス切断

定義:
ガス炎で加熱し、金属と酸素の急激な化学反応を利用して行う切断。酸素・アセチレン切断、酸素・水素切断、酸素・プロパン切断、酸素・天然ガス切断などの総称。

対応英語(参考):
oxyfuel gas cutting;
gas cutting

ISO番号(参考):−