マクロ試験
マクロ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験のその他の試験に定義される用語の一つです。
マクロ試験は、溶接部に対する試験の一種で、溶接部の断面や表面の溶込み(母材の溶けた部分の最頂点と、溶接する面の表面との距離)、熱影響部(溶接・切断などの熱で組織、治金的性質、機械的性質などが変化を生じた、溶融していない母材の部分)、欠陥などの状態を肉眼で調べる試験のことです。
マクロ試験では、溶接部の断面や表面を研磨したり或いは腐食液で処理して観察します。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、マクロ試験の定義は以下です。
分類: 試験 ≫ その他の試験番号:6403
用語:マクロ試験
定義:
溶接部の断面又は表面を研磨又は腐食液で処理し、肉眼で溶込み、熱影響部、欠陥などの状態を調べる試験。対応英語(参考):
macroscopic testISO番号(参考):−