溶接作業性試験
溶接作業性試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験のその他の試験に定義される用語の一つです。
溶接作業性試験は、溶接材料の使用性能を調べるため試験のことです。
溶接作業性試験では、溶接を実際に行って、アーク、溶融池(溶接中アークなどの熱によってできた溶融金属のたまり)、スラグ(溶接部に生じる非金属物質)、スパッタ(溶接中に飛散するスラグ及び金属粒)、ヒューム(アーク溶接において高温で蒸発した金属やフラックスが大気中で冷却されて発生する微細な鉱物性粉塵)などの状態を観察することにより溶接材料の使用性能を判断します。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、溶接作業性試験の定義は以下です。
分類: 試験 ≫ その他の試験番号:6401
用語:溶接作業性試験
定義:
溶接材料の使用性能を調べるため、溶接を行ってアーク、溶融池、スラグ、スパッタ、ヒュームなどの状態を観察する試験。対応英語(参考):
welding performance testISO番号(参考):−