ダイバーン
ダイバーンとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、抵抗溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
ダイバーンは、アプセット溶接、突合せプロジェクション溶接、フラッシュ溶接などのように、溶接継手の端面を突き合わせ、加圧して行う抵抗溶接である突合せ抵抗溶接において発生する溶接現象の一種で、母材に生じる表面きずのことです。
ダイバーンは、以下の参考図のように、通電時に電極ダイとの接触面、或いはそのすぐ近くの母材表面に発生します。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ダイバーンの定義は以下です。
分類:抵抗溶接 ≫ 溶接現象番号:3310
用語:ダイバーン
定義:
突合せ抵抗溶接において、不適当な溶接条件のため、通電の際、電極ダイとの接触面又はそのすぐ近くの母材に生じる表面きず。対応英語(参考):
die burnISO番号(参考):−
ダイバーンの参考図