くぼみ
くぼみとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、抵抗溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
くぼみは、圧こんとも言われ、重ね抵抗溶接(スポット溶接、プロジェクション溶接、シーム溶接などのように、重ね合わせた継手の両側から加圧して行う抵抗溶接)で発生する溶接現象の一種です。
くぼみは、各種の重ね抵抗溶接において電極チップやローラ電極(シーム溶接、ロールスポット溶接などに用いる円板状の電極)によって母材表面に発生します。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、くぼみの定義は以下です。
分類:抵抗溶接 ≫ 溶接現象番号:3306
用語:くぼみ
定義:
重ね抵抗溶接において、溶接の結果、電極チップ及びローラ電極によって生じた母材表面のへこみ(3301の図参照)。圧こんともいう。対応英語(参考):
indentationISO番号(参考):−
くぼみ(圧こん)の参考図