アーク溶接,溶接機,方法,種類,記号,TIG,ガス,スポット,継手,開先等-JIS規格

 

ボンド部




ボンド部とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、溶接一般の共通に定義される用語の一つです。
ボンド部は、下の模式図のように溶融部(溶接金属)と母材との境界の部分のことです。
調質鋼では、溶接ボンド部ぜい化と呼ばれる、溶接ボンド部を含めた粗粒域のじん性が低下する現象が起こります。サブマージアーク溶接などのような大入熱溶接では、接ボンド部ぜい化が起こりやすいので、溶接入熱制御などが必要になります。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ボンド部の定義は以下です。

分類:一般 ≫ 共通

番号:1206

用語:ボンド部

定義:
溶融部(溶接金属)と母材との境界の部分。境界付近を併せて呼ぶこともある。固相溶接、ろう接のように溶接金属がない場合には、母材間の境界又は溶加材と母材の境界をいう。

対応英語(参考):
weld junction;
weld interface

ISO番号(参考):−

溶接部の模式図
溶接部の模式図