溶接金属
溶接金属とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、溶接一般の共通に定義される用語の一つです。
溶接金属は、溶接を施した際に溶接中に溶融して凝固した金属であり、下図のように、溶接部を構成する部分の中心部分になります。
一般的に溶接を施した部分は、下図のように溶接金属と熱影響部からなる溶接部と熱影響部の外側の領域で熱影響を受けない母材との、異なる性質をもつ金属の連続的な集合体となります。
溶接金属と母材の間には、熱影響部(溶接・切断などの熱で組織、や(治)金的性質、機械的性質などが変化を生じた、溶融していない母材の部分)が発生します。
溶接金属は、”Weld Metal”の略から、”WM”とも言われます。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、溶接金属の定義は以下です。
分類:一般 ≫ 共通番号:1203
用語:溶接金属
定義:
溶接部の一部で、溶接中に溶融凝固した金属。抵抗溶接の場合は3301ナゲット参照。対応英語(参考):
weld metalISO番号(参考):−
溶接金属、熱影響部の模式図