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フレーム溶射




フレーム溶射とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、溶射に定義される用語の一つです。
フレーム溶射は、溶融又はそれに近い状態の金属又は非金属溶射材料を母材の表面に吹き付けて皮膜を形成する溶射における溶射の方式の一種です。
フレーム溶射は、酸素と可燃性ガスとのガス炎を熱源として溶射材料を溶融(又は溶融に近い状態)して母材の表面に吹き付けて皮膜を形成する溶射の方法のことです。
フレーム溶射には、線状の溶射材料を用いる溶線式フレーム溶射、棒状の溶射材料を用いる溶棒式フレーム溶射、粉末状の溶射材料を用いる粉末式フレーム溶射、高速火炎を発生させることができる高速フレーム溶射があります。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、フレーム溶射の定義は以下です。

分類: 溶射

番号:9004

用語:フレーム溶射

定義:
酸素・燃料ガス炎の熱を用いて溶射材料を溶融又はそれに近い状態の粒子にして行う溶射。粒子の加速に圧縮ガスのジェットを用いる場合がある。

対応英語(参考):
flame spraying

ISO番号(参考):−