プラズマ溶射
プラズマ溶射とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、溶射に定義される用語の一つです。
プラズマ溶射は、溶融又はそれに近い状態の金属又は非金属溶射材料を母材の表面に吹き付けて皮膜を形成する溶射における溶射の方式の一種です。
プラズマ溶射は、プラズマアーク(機械的・電気的に収束されたプラズマ柱をもつアーク)のうち、ノントランスファアーク(電極とトーチ内のノズルとの間に発生させるアーク)のジェット噴射を利用して行う溶射のことです。
プラズマ溶射には、アルゴン、ヘリウム、窒素、水素などの作動ガスを用いる方法と、水の熱分解によって生じる酸素イオン、水素イオンを用いる方法(水プラズマ溶射という)とがあります。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、プラズマ溶射の定義は以下です。
分類: 溶射番号:9003
用語:プラズマ溶射
定義:
ノントランスファアークにおいて生じるジェットを用いて行う溶射(1215参照)。対応英語(参考):
plasma sprayingISO番号(参考):−