アーク式溶射
アーク式溶射とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、溶射に定義される用語の一つです。
アーク式溶射は、溶融又はそれに近い状態の金属又は非金属溶射材料を母材の表面に吹き付けて皮膜を形成する溶射における溶射の方式の一種です。
アーク式溶射は、アーク溶射とも言われ、溶射材料である二本の金属ワイヤ間に発生させるアーク放電の熱によって金属ワイヤを溶融し、圧縮空気(ガス)によって溶射材料を母材表面に吹き付けて皮膜を形成する溶射の方法です。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、アーク式溶射の定義は以下です。
分類: 溶射番号:9002
用語:アーク式溶射
定義:
2本のワイヤ状の溶射材料間にアークを発生させ、その熱によって形成した溶融部分を圧縮ガスのジェットによって母材の表面に吹き付けて行う溶射。対応英語(参考):
electric arc sprayingISO番号(参考):−