プロッド法(磁粉探傷試験の−)
プロッド法とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の非破壊試験に定義される用語の一つです。
プロッド法は、素材、製品などを破壊せずに、欠陥の有無、その存在位置、大きさ、形状、分布状態などを調べる試験である非破壊試験の一種である磁粉探傷試験(鉄鋼材料など強磁性体を磁化し、欠陥部に生じた磁極による磁粉の付着を利用して欠陥を検出する非破壊試験)における磁化方法の一つです。
磁粉探傷試験のプロッド法は、以下の参考図に示すように、プロッドといわれる電極を二つ試験体の局部に当てることによって通電し、磁化する磁化方法のことです。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、(磁粉探傷試験の)プロッド法の定義は以下です。
分類: 試験 ≫ 非破壊試験番号:6314
用語:プロッド法(磁粉探傷試験の−)
定義:
試験体の局部に2個の電極(これをプロッドという。)を当てて電流を通じる磁化方法。対応英語(参考):
prod methodISO番号(参考):−
プロッド法(磁粉探傷試験の−)の参考図