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タンデム探傷




タンデム探傷とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の非破壊試験に定義される用語の一つです。
タンデム探傷は、素材、製品などを破壊せずに、欠陥の有無、その存在位置、大きさ、形状、分布状態などを調べる試験である非破壊試験の一種である超音波探傷試験(超音波を試験体中に伝えたときに、試験体が示す音響的性質を利用して、試験体の内部欠陥、材質などを調べる非破壊試験)における探傷方法の一つです。
タンデム探傷は、JIS規格においては JIS Z 3060 に規定され、以下の参考図に示すように、探傷面に垂直な欠陥を検出するために、超音波の送信用と受信用の2個の探触子を前後させて配置する超音波探傷方法です。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、タンデム探傷の定義は以下です。

分類: 試験 ≫ 非破壊試験

番号:6312

用語:タンデム探傷

定義:
探傷面に垂直な欠陥を検出するために探触子を2個前後させて配置し、一方を送信用に、他方を受信用にする探傷方法(JIS Z 3060 参照)。

対応英語(参考):
tandem probe technique

ISO番号(参考):−

タンデム探傷の参考図
タンデム探傷の参考図