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斜角探傷




斜角探傷とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の非破壊試験に定義される用語の一つです。
斜角探傷は、素材、製品などを破壊せずに、欠陥の有無、その存在位置、大きさ、形状、分布状態などを調べる試験である非破壊試験の一種である超音波探傷試験(超音波を試験体中に伝えたときに、試験体が示す音響的性質を利用して、試験体の内部欠陥、材質などを調べる非破壊試験)における探傷方法の一つです。
斜角探傷は、JIS規格においては、JIS Z 2344 及び JIS Z 3060 に規定され、試験体の探傷面に対して斜めに進行する超音波を用いて探傷する超音波探傷方法であり、主に溶接部の超音波探傷試験に用いられる探傷方法です。
斜角探傷は、”しゃかく探傷”と読みます。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、斜角探傷の定義は以下です。

分類: 試験 ≫ 非破壊試験

番号:6311

用語:斜角(しゃかく)探傷

定義:
試験体の探傷面に対して斜めに進行する超音波を用いて探傷する方法。主として溶接部の探傷に使用する(JIS Z 2344、JIS Z 3060 参照)。

対応英語(参考):
angle beam method

ISO番号(参考):−