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二重壁撮影方法




二重壁撮影方法とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の非破壊試験に定義される用語の一つです。
二重壁撮影方法は、素材、製品などを破壊せずに、欠陥の有無、その存在位置、大きさ、形状、分布状態などを調べる試験である非破壊試験の一種である放射線透過試験(放射線を試験体に照射し、透過した放射線の強さの変化から欠陥の状態などを調べる非破壊試験)における撮影方法の一つです。
二重壁撮影方法は、特に管の円周突合せ溶接部を撮影する場合に用いられる撮影方法で、両面撮影方法と片面撮影方法とがあります。
二重壁撮影方法は、”にじゅうへき撮影方法”と読みます。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、二重壁撮影方法の定義は以下です。

分類: 試験 ≫ 非破壊試験

番号:6308

用語:二重壁(へき)撮影方法

定義:
管の円周突合せ溶接部を撮影する場合、線源及びフィルムを溶接部を含む平面と適当な角度をとって配置し、管壁を二重に透過して撮影する方法。両面撮影方法と片面撮影方法とがある。

対応英語(参考):
film and source of radiation out-side;
double wall image technique

ISO番号(参考):−