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透過度計




透過度計とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の非破壊試験に定義される用語の一つです。
透過度計は、素材、製品などを破壊せずに、欠陥の有無、その存在位置、大きさ、形状、分布状態などを調べる試験である非破壊試験の一種である放射線透過試験(放射線を試験体に照射し、透過した放射線の強さの変化から欠陥の状態などを調べる非破壊試験)に用いられる試験器具の一つです。
透過度計は、像質計ともいわれ、放射線透過写真の像質を評価するためのゲージのことです。
透過度計には主に針金形透過度計と有孔板形透過度計があります。

針金形透過度計には、通常の試験に用いられ、線径が異なる7本の線を配列した一般形と、管の周溶接部の試験に用いられる、同一径の線9本を配列した帯形とがあります。
透過度計は、放射線透過試験の信頼性が示される根拠となるものです。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、透過度計の定義は以下です。

分類: 試験 ≫ 非破壊試験

番号:6307

用語:透過度計

定義:
放射線透過写真の像質を評価するためのゲージ。透過度計の形式は大別して針金形及び有孔板形がある。像質計ともいう(JIS Z 3104 参照)。

対応英語(参考):
penetrometer;
image quality indicator

ISO番号(参考):−