重ね継手溶接割れ試験
重ね継手溶接割れ試験とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、試験の溶接性試験に定義される用語の一つです。
重ね継手溶接割れ試験は、溶接用語においては、溶接性試験(溶接性を調べる試験)に分類される試験に関する用語の一つで、溶接割れの感受性を調べる溶接割れ試験の一種です。
重ね継手溶接割れ試験は、試験材として重ね継手(母材の一部を重ねた溶接継手)を用い、そのすみ肉溶接の横断面を研磨して割れを調べる試験で、JIS Z 3154 に規定されている溶接割れ試験のことです。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、重ね継手溶接割れ試験の定義は以下です。
分類: 試験 ≫ 溶接性試験番号:6111
用語:重ね継手溶接割れ試験
定義:
2枚の試験板を重ねて両側を固定溶接した後に、左右両面にすみ肉の試験溶接を行い、2本の試験ビードの横断面を研磨して割れを調べる試験(JIS Z 3154 参照)。対応英語(参考):
controlled thermal severity weld cracking testISO番号(参考):−