等温凝固
等温凝固とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の拡散接合に定義される用語の一つです。
等温凝固は、溶接用語においては特殊な溶接に分類される拡散接合(拡散溶接ともいい、母材を密着させ、母材の融点以下の温度条件で、塑性変形をできるだけ生じない程度に加圧して、接合面に生じる原子の拡散を利用して接合する方法)に現象の一種です。
等温凝固は、拡散接合において、インサート金属中の融点降下元素が、母材に拡散することによって、接合部の液相の融点が上昇して凝固する現象のことです。
等温凝固は、”とうおんぎょうこ”と読みます。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、等温凝固の定義は以下です。
分類: 特殊の溶接 ≫ 拡散接合番号:5208
用語:等温凝固(とうおんぎょうこ)
定義:
拡散接合において、一定の接合温度に保持中溶融したインサート金属中の融点降下元素が、母材に拡散することによって、接合部の液相の融点が上昇し、凝固すること。対応英語(参考):
isothermal solidificationISO番号(参考):−