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摩擦寄り代




摩擦寄り代とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の摩擦圧接に定義される用語の一つです。
摩擦寄り代は、溶接用語においては特殊な溶接に分類される摩擦圧接(摩擦溶接ともいい、部材を接触させ加圧しながら接触面の相対運動によって摩擦熱を発生させ、アプセット推力を加えて行う高温圧接)に関連する用語の一つです。
摩擦寄り代とは、摩擦圧接において、摩擦推力(母材間の相対運動中に、接触面間に加えられる軸方向の圧力)を与えられている間に消耗した両部材の長さのことです。
摩擦寄り代は、”まさつよりしろ”と読みます。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、摩擦寄り代(よりしろ)の定義は以下です。

分類: 特殊の溶接 ≫ 摩擦圧接

番号:5112

用語:摩擦寄り代(よりしろ)

定義:
摩擦推力を加えられている期間に消耗した母材の長さ。特に断らない限り、両部材の寄り代の和で表す。

対応英語(参考):
burn-off length;
friction upset distance

ISO番号(参考):−