フライホイール式摩擦圧接
フライホイール式摩擦圧接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、特殊の溶接の摩擦圧接に定義される用語の一つです。
フライホイール式摩擦圧接は、特殊な溶接に分類される摩擦圧接(摩擦溶接ともいい、部材を接触させ加圧しながら接触面の相対運動によって摩擦熱を発生させ、アプセット推力を加えて行う高温圧接)の一種です。
フライホイール式摩擦圧接は、イナーシャ式摩擦圧接ともいわれ、母材の回転運動の慣性エネルギーを利用して接合する摩擦圧接です。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、フライホイール式摩擦圧接の定義は以下です。
分類: 特殊の溶接 ≫ 摩擦圧接番号:5103
用語:フライホイール式摩擦圧接
定義:
母材のうち一方を回転させ、所望の回転速度に達したら駆動力を切り、摩擦推力を与え、回転部分のもつ慣性エネルギーによって接合する摩擦圧接の一方式。イナーシャ式摩擦圧接ともいう。対応英語(参考):
flywheel friction welding;
inertia welding;
stored energy friction weldingISO番号(参考):−