電極ドレッシング
電極ドレッシングとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、抵抗溶接の溶接施工に定義される用語の一つです。
電極ドレッシングは、重ね抵抗溶接(スポット溶接、プロジェクション溶接、シーム溶接などのように、重ね合わせた継手の両側から加圧して行う抵抗溶接)における溶接施工に関する用語で、電極(母材に直接接触して溶接電流を通じるとともに加圧力を伝える作用をする棒状電極)の表面や先端の機械的な整形加工のことです。
電極ドレッシングは、単にドレッシングとも言われます。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、電極ドレッシングの定義は以下です。
分類: 抵抗溶接 ≫ 溶接施工番号:3424
用語:電極ドレッシング
定義:
重ね抵抗溶接において、電極の表面に生じたピックアップを除去したり、電極先端の変形を修正したりするために行う機械的な整形加工。単にドレッシングともいう。対応英語(参考):
electrode dressing;
dressingISO番号(参考):−