アップスロープ制御
アップスロープ制御とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、抵抗溶接の溶接施工に定義される用語の一つです。
アップスロープ制御は、抵抗溶接(溶接継手部に大電流を流し、ここに発生する抵抗熱によって加熱し、圧力を加えて行う溶接)における溶接施工に関する用語で、スロープコントロールとも言われる制御方式の一種です。
アップスロープ制御(スロープコントロール)は、散り(重ね抵抗溶接において、母材が局部的に過熱されて溶融飛散する現象又はその金属)などの欠陥を防止するために有用です。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、アップスロープ制御の定義は以下です。
分類: 抵抗溶接 ≫ 溶接施工番号:3416
用語:アップスロープ制御
定義:
抵抗溶接において、通電開始時に発生しやすい散りその他の欠陥を防止するため溶接電流を漸増させる制御方式。単にスロープコントロールということもある。対応英語(参考):
up slope control;
slope controlISO番号(参考):−