全寄り代
全寄り代とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、抵抗溶接の溶接施工に定義される用語の一つです。
全寄り代は、突合せ抵抗溶接における溶接施工の用語で、フラッシュ寄り代(フラッシュ代ともいい、フラッシュ工程の期間に消耗した母材の長さ)とアプセット寄り代(アプセット代ともいい、アプセット力又はアプセット推力を加えられることによって短縮された母材の長さ)をたした長さのことです。
全寄り代は、”ぜんよりしろ”と読みます。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、全寄り代(ぜんよりしろ)の定義は以下です。
分類: 抵抗溶接 ≫ 溶接施工番号:3405
用語:全寄り代(ぜんよりしろ)
定義:
フラッシュ寄り代(摩擦圧接の場合は摩擦寄り代)とアプセット寄り代との和。特に断らない限り、両部材の寄り代の和で表す。対応英語(参考):
total loss;
total upset lengthISO番号(参考):−