フラッシュ溶接
フラッシュ溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、抵抗溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
フラッシュ溶接は、抵抗溶接(溶接継手部に大電流を流し、ここに発生する抵抗熱によって加熱し、圧力を加えて行う溶接)の一種で、突合せ抵抗溶接(溶接継手の端面を突き合わせ、加圧して行う抵抗溶接)に含まれる抵抗溶接です。
フラッシュ溶接は、溶接継手の端面を軽く接触させた状態で溶接電流を通電させ、接触部が火花になって溶融飛散した後、接触面(溶接面)が十分加熱された状態で強い加圧力を与えて接合する突合せ抵抗溶接です。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、フラッシュ溶接の定義は以下です。
分類: 抵抗溶接 ≫ 溶接方法番号:3123
用語:フラッシュ溶接
定義:
突合せ抵抗溶接の一種で、通電の最初には強い加圧を行わず、単に接触させるだけで溶接電流を通じ、接触部が火花になって溶融飛散し、溶接面全体が十分に加熱されたときに強く加圧して行う溶接。対応英語(参考):
flash weldingISO番号(参考):857の1.3.5
フラッシュ溶接の関連図