アプセット溶接
アプセット溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、抵抗溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
アプセット溶接は、抵抗溶接(溶接継手部に大電流を流し、ここに発生する抵抗熱によって加熱し、圧力を加えて行う溶接)の一種で、突合せ抵抗溶接(溶接継手の端面を突き合わせ、加圧して行う抵抗溶接)の一つです。
アプセット溶接は、以下の図のように、突き合わせた溶接継手の端面を通電による抵抗発熱で溶融・加圧を行い接合する抵抗溶接です。
アプセット溶接では、図のように溶接部にアプセット(据込み)が発生します。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、アプセット溶接の定義は以下です。
分類: 抵抗溶接 ≫ 溶接方法番号:3120
用語:アプセット溶接
定義:
溶接継手の端面を突き合わせ、加圧・通電しながら抵抗発熱で行う溶接。対応英語(参考):
upset welding;
resistance butt weldingISO番号(参考):857の1.3.6
アプセット溶接の関連図