ワイヤ電極シーム溶接
ワイヤ電極シーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、抵抗溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
ワイヤ電極シーム溶接は、抵抗溶接(溶接継手部に大電流を流し、ここに発生する抵抗熱によって加熱し、圧力を加えて行う溶接)の一種で、シーム溶接(抵抗溶接の一種で、ローラ電極を用いて加圧及び通電を行い、電極を回転しながら継手に沿って連続的に行う溶接)の一つです。
ワイヤ電極シーム溶接に使われるローラ電極(円板電極)の円周には、細い銅線がベルト掛けしてあり、この銅線が電極として利用されてシーム溶接を行う溶接方法が、ワイヤ電極シーム溶接になります。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ワイヤ電極シーム溶接の定義は以下です。
分類: 抵抗溶接 ≫ 溶接方法番号:3118
用語:ワイヤ電極シーム溶接
定義:
ローラ電極の円周に細い銅線をベルト掛けし、この銅線を電極として行われるシーム溶接。主としてすずめっき鋼板の小形缶の胴継手に用いられる。対応英語(参考):
wire electrode seam weldingISO番号(参考):−