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マッシュシーム溶接




マッシュシーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、抵抗溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
マッシュシーム溶接は、抵抗溶接(溶接継手部に大電流を流し、ここに発生する抵抗熱によって加熱し、圧力を加えて行う溶接)の一種で、シーム溶接(抵抗溶接の一種で、ローラ電極を用いて加圧及び通電を行い、電極を回転しながら継手に沿って連続的に行う溶接)の一つです。
マッシュシーム溶接は、通常のシーム溶接のように電極としてローラ電極を用いることにより溶接継手を連続的に溶接する方法ですが、以下の参考図a)のように、母材の板端を僅かだけ重ねて、ローラ電極により通電・加圧により押しつぶしを行いながら連続的に溶接する方法です。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、マッシュシーム溶接の定義は以下です。

分類: 抵抗溶接 ≫ 溶接方法

番号:3116

用語:マッシュシーム溶接

定義:
板端をわずかに重ねておき、普通のシーム溶接と同じように円板電極を用いて加圧・通電し、溶接継手を押しつぶしながら連続的に溶接する方法。母材の板厚に近い突合せ継手に似た継手が得られる[図a)参照]。

対応英語(参考):
mash seam welding;
mash welding

ISO番号(参考):−

マッシュシーム溶接(図a)、フォイルシーム溶接(図b)の参考図
マッシュシーム溶接(図a)、フォイルシーム溶接(図b)の参考図

マッシュシーム溶接の関連図
マッシュシーム溶接の関連図