ラップシーム溶接
ラップシーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、抵抗溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
ラップシーム溶接は、抵抗溶接(溶接継手部に大電流を流し、ここに発生する抵抗熱によって加熱し、圧力を加えて行う溶接)の一種で、重ね合わせた母材の溶接継手に適用されるシーム溶接(抵抗溶接の一種で、ローラ電極を用いて加圧及び通電を行い、電極を回転しながら継手に沿って連続的に行う溶接)のことです。
ラップシーム溶接は、シーム溶接と特に区別する必要がある場合以外は、単にシーム溶接と呼ばれる場合が多いようです。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ラップシーム溶接の定義は以下です。
分類: 抵抗溶接 ≫ 溶接方法番号:3114
用語:ラップシーム溶接
定義:
重ね合わせた継手に適用されるシーム溶接。特に区別する必要がある場合のほかは、単にシーム溶接という場合が多い。対応英語(参考):
lap seam weldingISO番号(参考):−