シーム溶接
シーム溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、抵抗溶接の溶接方法に定義される用語の一つです。
シーム溶接は、抵抗溶接(溶接継手部に大電流を流し、ここに発生する抵抗熱によって加熱し、圧力を加えて行う溶接)の一種で、重ね合わせた母材の溶接継手に沿って連続的に行う抵抗溶接のことです。
シーム溶接では、以下の関連図のように、ローラ電極(シーム溶接、ロールスポット溶接などに用いる円板状の電極)で溶接継手部を挟み込み、ローラ電極を回転させながら加圧・通電することによって連続的に抵抗溶接を行います。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、シーム溶接の定義は以下です。
分類: 抵抗溶接 ≫ 溶接方法番号:3113
用語:シーム溶接
定義:
抵抗溶接の一種で、ローラ電極を用いて加圧及び通電を行い、電極を回転しながら継手に沿って連続的に行う溶接。対応英語(参考):
resistance seam welding;
seam weldingISO番号(参考):857の1.3.2