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ルート割れ




ルート割れとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接部の欠陥に定義される用語の一つです。
ルート割れは、溶接部における溶接欠陥のうち、割れ状となって発生する溶接割れの一種です。
ルート割れは、突合せ溶接やすみ肉溶接部のルート部の応力集中にで発生する溶接割れで、低温割れ(溶接後、溶接部の温度が常温付近に低下してから発生する割れの総称)に属する溶接割れです。
ルート割れを防止するには、ルートパスに割れが発生しないうちに次の層を順次溶接することによって、直後熱と同様の加熱効果が得られて割れが発生しにくくなります。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ルート割れの定義は以下です。

分類: アーク溶接 ≫ 溶接部の欠陥

番号:2820

用語:ルート割れ

定義:
溶接のルートの切欠きによる応力集中部分から生じる割れ。

対応英語(参考):
root crack

ISO番号(参考):−