後進溶接
後進溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接施工に定義される用語の一つです。
後進溶接は、溶接線(ビード、溶接部を一つの線として表すときの仮定線)に沿って行う溶接の進行方向に関する溶接方法の一種です。
後進溶接は、以下の参考図のように、溶接の進行方向が溶接トーチ(溶接電流及びシールドガスなどの供給を行う器具)或いはガンの方向と反対方向に進行する溶接のことです。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、後進溶接の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接施工番号:2724
用語:後進溶接
定義:
溶接の進行方向がトーチ又はガンの方向と反対のもの。対応英語(参考):
backhand welding;
rightward weldingISO番号(参考):−
後進溶接の参考図