断続すみ肉溶接
断続すみ肉溶接とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接施工に定義される用語の一つです。
断続すみ肉溶接は、すみ肉継手に溶接する溶接線(ビード、溶接部を一つの線として表すときの仮定線)へのビードの置き方によって分類した、すみ肉溶接(ほぼ直交する二つの面を溶接する三角形の断面をもつ溶接)の一種です。
断続すみ肉溶接は、以下の参考図のように、溶接した部分と溶接しない部分とが断続的に交互に存在するすみ肉溶接です。
断続すみ肉溶接には、千鳥断続すみ肉溶接と並列断続すみ肉溶接があります。
いずれの断続すみ肉溶接も、溶接量を減らすことによるコストダウンや作業量の軽減などを主な目的として行われます。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、断続すみ肉溶接の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接施工番号:2719
用語:断続すみ肉溶接
定義:
溶接した部分と溶接しない部分とが交互に存在するすみ肉溶接。対応英語(参考):
intermittent fillet weldISO番号(参考):−
断続すみ肉溶接の参考図