ニッケル当量
ニッケル当量とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
ニッケル当量(Ni当量)は、以下のJIS規格用語における式で表される通り、Ni(ニッケル) と同等の効果を表すオーステナイト生成元素の指数を表したもののことです。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ニッケル当量(Ni当量)の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象番号:2689
用語:ニッケル当量
定義:
組織図法でフェライト量を決定する場合に、Ni と同等の効果を表すオーステナイト生成元素(C、Mn、Ni、N)の指数を表したもの。Ni当量は次の式で表される。
1)シェフラの組織図のニッケル当量
ニッケル当量 = 30%C+0.5%Mn+%Ni
2)FN組織図(デロングの組織図)のニッケル当量
ニッケル当量 = 30%C+0.5%Mn+%Ni+30%N対応英語(参考):
nickel equivalentISO番号(参考):−