角変形
角変形とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
角変形は、溶接を行ったことによって部材或いは構造物に生じる横曲がり変形のことです。
厚板の突合せ溶接では、板の表面と裏面で溶接順序による拘束の程度や溶着量の違いによって収縮量が非対称になって角変形を発生しやすくなります。
また、すみ肉溶接の角変形は、一般には層数にほぼ正比例して大きくなります。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、角変形の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象番号:2684
用語:角変形
定義:
溶接によって部材又は構造物に生じる横曲がり変形。対応英語(参考):
angular distortion;
angular misalignmentISO番号(参考):−