最高硬さ(熱影響部の−)
(熱影響部の)最高硬さとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
鋼の溶接熱影響部における硬さの変化は、溶接ボンド部(溶融部と母材との境界の部分)からの距離に応じたミクロ組織の変化に伴って現れますが、この硬さの変化のピーク値のことを、(熱影響部の)最高硬さといいます。
溶接熱影響部の最高硬さは、鋼の組成や溶接時の溶接条件で著しく相違しますが、鋼の溶接性の目安の一つとなっています。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、最高硬さ(熱影響部の−)の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象番号:2682
用語:最高硬さ(熱影響部の−)
定義:
鋼の溶接熱影響部は、組織変化に伴って溶接ボンド部からの距離に応じて硬さの変化が現れる。この部分の硬さの最高値。対応英語(参考):
maximumm hardnessISO番号(参考):−