後戻りスタート運棒法
後戻りスタート運棒法とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
後戻りスタート運棒法は、被覆アーク溶接における溶接棒の運棒法の一つです。
後戻りスタート運棒法では、溶接開始位置の10〜20mm溶接方向前方でアークを発生させ、その後、溶接開始位置に後戻りして改めて溶接ビードを置く運棒方法のことです。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、後戻りスタート運棒法の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象番号:2680
用語:後戻りスタート運棒法
定義:
溶接開始点の10〜20mm前方(溶接方向)でアークを発生した後、溶接開始点に後戻りして改めて溶接ビードを置く方法。対応英語(参考):
retract start techniqueISO番号(参考):−