アーク溶接,溶接機,方法,種類,記号,TIG,ガス,スポット,継手,開先等-JIS規格

 

ストロングバック




ストロングバックとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
ストロングバックは、俗称としては”馬”ともいい、突合せ溶接(母材がほぼ同じ面内の溶接継手となる溶接)において、母材板の相互の目違い(母材間の基準面同士のくい違い)を修正したり、角変形(溶接によって部材又は構造物に生じる横曲がり変形)やねじれを防止する目的で一時的に取り付けるためのジグの一種のことです。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、ストロングバックの定義は以下です。

分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象

番号:2672

用語:ストロングバック

定義:
突合せ溶接に際して、板相互の目違いを修正するとともに、角変形やねじれを防止するために一時的に取り付けるためのジグの一種。俗に馬ともいう。

対応英語(参考):
strongback

ISO番号(参考):−