飛石法
(溶着順序の)飛石法とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
飛石法は、溶接方向による溶着順序(溶着法とも言われ、1本の溶接線を溶接する場合に、溶接操作によって溶着金属が溶接部に溶着する順序)の一種です。
飛石法は、スキップ溶接とも言われ、飛び飛びに一定区間に区切って溶接を行う溶着順序(溶着法)のことです。
飛石法は、溶接熱を分散させて横収縮を均等にし、回転変形を小さくし、また薄板で問題となる縦収縮による座屈変形を小さくする目的をもった溶着順序(溶着法)です。
飛石法は、”とびいしほう”と読みます。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、(溶着順序の)飛石法の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象番号:2668
用語:飛石法(とびいし法)
定義:
飛び飛びに一定区間に区切って溶接を行う方法。スキップ溶接ともいう。対応英語(参考):
intermittent weld;
skip weldingISO番号(参考):−