後退法
(溶着順序の)後退法とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
後退法は、溶接方向による溶着順序(溶着法とも言われ、1本の溶接線を溶接する場合に、溶接操作によって溶着金属が溶接部に溶着する順序)の一種です。
後退法は、バックステップ溶接とも言われ、下の参考図のように、溶接方向と溶着方向とが反対になるように溶着する溶着順序(溶着法)のことです。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、(溶着順序の)後退法の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象番号:2666
用語:後退法(溶着順序の−)
定義:
溶接方向と溶着方向とが反対となるように溶着する方法。バックステップ溶接という。対応英語(参考):
backstep welding ( - of deposition sequence )ISO番号(参考):−
後退法(溶着順序の−)の参考図