遷移温度
遷移温度とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
遷移温度は、材料がある温度を境として破壊の形態が変わる変曲点の温度のことです。
金属材料の破壊様式(形態)は、高温では延性破壊しますが、温度低下に伴って破壊形態が遷移して脆性破壊を起こすようになりますが、このような破壊形態が変化する温度のことを、遷移温度といいます。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、遷移温度の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象番号:2662
用語:遷移温度
定義:
材料がある温度を境として破壊の様式が急に変わる温度。対応英語(参考):
transition temperatureISO番号(参考):−