逆ひずみ
逆ひずみとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
逆ひずみは、溶接を行ったことによって溶接部材に生じる変形(溶接ひずみ)の変形量を予測して逆方向に与えておくひずみ(歪)のことです。
突合せ溶接やすみ肉溶接の場合には、予め溶接部材に逆方向に角変形を与えた状態で溶接することにより、予測して与えた逆ひずみが正しければ、最終的に角変形量をほぼ0にすることができます。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、逆ひずみの定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象番号:2659
用語:逆ひずみ
定義:
溶接による角変形その他の変形量を予測して、逆方向に与えておくひずみ。対応英語(参考):
preset distortionISO番号(参考):−