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予熱




予熱とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
予熱は、溶接や熱切断(熱を用い、材料を局部的に溶融又は燃焼して切断する方法の総称)の際に、事前に母材に行う熱処理の一種です。
予熱を行うことにより、溶接時の継手部の冷却速度を遅くすることができるため、溶接部の急冷による硬化を防止して、低温割れ(ビード下割れ、止端割れなど、溶接後、溶接部の温度が常温付近に低下してから発生する割れの総称)や水素の拡散を防ぐ効果があります。

予熱を行う場合は、溶接継手のごく近傍のみを加熱するのではなく、一般には溶接継手の両側に、母材の厚さの3倍程度の位置が、所定の温度になるように加熱するのが望ましい予熱です。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、予熱の定義は以下です。

分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象

番号:2655

用語:予熱

定義:
溶接又は熱切断の操作に先立って母材に熱を加えること。

対応英語(参考):
preheating

ISO番号(参考):−