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余盛




余盛とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
余盛は、例えば、突合せ溶接の開先やすみ肉溶接で必要寸法以上に表面から盛り上がった部分の溶着金属(溶加材から溶接部に移行した金属)のことです。以下の参考図の斜線の部分になります。
余盛は、”よもり”と読みます。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、余盛の定義は以下です。

分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象

番号:2653

用語:余盛(よもり)

定義:
開先又はすみ肉溶接で必要寸法以上に表面から盛り上がった溶着金属。

対応英語(参考):
excess weld metal;
excessive convexity;
weld reinforcement

ISO番号(参考):6520の502、503

余盛(よもり)の参考図
余盛(よもり)の参考図