パス間温度
パス間温度とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
パス間温度は、複数のパス(溶接継手に沿って行う1回の溶接操作)での溶接において、次のパスを開始する前のパスの最低温度のことです。
パス間温度は、1パスで且つ1層の場合のパス間温度を特に、層間温度といいます。
パス間温度は、鋼材、溶接材料、溶接方法ごとに許容される最高パス間温度を予め定めておく必要があります。
JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、パス間温度の定義は以下です。
分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象番号:2647
用語:パス間温度
定義:
多パス溶接において、次のパスの始められる前のパスの最低温度。1パス1層時のパス間温度を層間温度という。対応英語(参考):
interpass temperature;
interlayer temperatureISO番号(参考):−