アーク溶接,溶接機,方法,種類,記号,TIG,ガス,スポット,継手,開先等-JIS規格

 

エンドタブ




エンドタブとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
エンドタブは、溶接時の溶接補助部材の一種である補助板です。エンドタブは、溶接線(ビード、溶接部を一つの線として表すときの仮定線)の端部に取り付けられます。
エンドタブは、主に突合せ溶接(母材がほぼ同じ面内の溶接継手となる溶接)の始端と終端に取り付けれます。

エンドタブは、溶接端部での溶接金属の垂れ防止、ブローホール(溶着金属中に生じる球状又はほぼ球状の空洞)や融合不良(溶接境界面が互いに十分溶け合っていないこと)などの溶接欠陥が集中しやすいアークの発生、停止をエンドタブ上で行うことにより、製品の溶接部端部の溶接欠陥の防止のために用いられます。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、エンドタブの定義は以下です。

分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象

番号:2636

用語:エンドタブ

定義:
溶接線の端部に取り付けられる補助板。

対応英語(参考):
weld tab;
run-on tab;
run-off tab

ISO番号(参考):−