アーク溶接,溶接機,方法,種類,記号,TIG,ガス,スポット,継手,開先等-JIS規格

 

すみ肉のサイズ




すみ肉のサイズとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
すみ肉のサイズは、下の参考図のように、すみ肉の溶接金属(溶接部の一部で、溶接中に溶融凝固した金属)の大きさを表すために用いられる寸法で、下の参考図のように、図のS1、S2、S3の寸法で示され、すみ肉溶接金属断面内での最大直角二等辺三角形又は最大直角三角形を形成できるS寸法のことです。
なお、すみ肉溶接(ほぼ直角に交わる二つの面のすみに溶接する、三角形の断面をもつ溶接)の形状には、下図のように、等脚へこみすみ肉溶接、等脚とつすみ肉溶接、不等脚すみ肉溶接の形状があります。

JIS規格 溶接用語(JIS Z 3001)における、すみ肉のサイズの定義は以下です。

分類:アーク溶接 ≫ 溶接現象

番号:2628

用語:すみ肉のサイズ

定義:
すみ肉の溶接金属の大きさを示すために用いる寸法。図S1、S2、S3 のように等脚及び不等脚の場合がある。等脚の場合には、すみ肉溶接金属の横断面内に書くことのできる最大直角二等辺三角形の等辺の長さ(S1)で、不等脚の場合には、すみ肉溶接金属の横断面内に書くことのできる最大直角三角形の直角を挟む二辺の長さ(S2、S3)。

対応英語(参考):
fillet weld size

ISO番号(参考):−

すみ肉のサイズの参考図

すみ肉のサイズの参考図